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研修・講座開催報告

根津先生による埼玉医科大学医学部1,2年生選択必修の「前期」の最終授業が行われました


2023/06/19 根津先生による埼玉医科大学医学部1,2年生選択必修の「前期」の最終授業が行われました。

埼玉医科大学1,2年生選択必修授業は4月~7月までの前期と9月~12月までの後期に分かれていますが、前期の根津先生の最終講義が6月19日月曜日に行われました。この日は前期に行った介助技術講義のまとめを大変分かり易く学生達に解説していただきました。

授業当日、埼玉医科大学の医学部と保健医療学部が合同で秋に行う大学祭「越(えっ)華(か)祭(さい)」の実行委員長と副委員長が授業の見学に来てくれました。今年の「越華祭」で根津先生の介助技術のイベントを地域の人々のために行いたいとのことでした。学生達が行う近隣地域への社会貢献として大変素晴らしいことでありますので、根津先生が学生達に介助技術指導をすることを快諾してくれました。

根津先生が編み出した介助技術を医師や看護師だけでなく、学生も参画して地域に広めていくことで、埼玉医科大学の教職員と学生達の連帯感がさらに深まり、本当の意味で埼玉医科大学が一丸となって社会貢献、地域貢献に尽力できることを確信しております。

(報告者 埼玉医科大学副医学部長)

<学生の皆さんからの感想>

■学年1年・Sさん
発展途上国以外は少⼦⾼齢化という⾔葉が印象的だった。⽇本は急速に少⼦⾼齢化して超⾼齢社会になったというイメージが強かったが、他の先進国でも起きていることが衝撃的だった。また、今の時点ですでに、診療科によっては看護師がついていないことにも驚いた。かなり近い未来に介護という問題があることを実感した。医者も介助技術が必要になるし、看護師は腰に負担がかかってしまって離職してしまうこともあることがわかった。今まで、習ったこともやったこともなかった介助技術を⾏えたので、これを将来使えるように覚えておきたい。そして、将来医師としてだけでなく⾝近な⼈の介助も⾏うことになった時のために⼒を抜いて⾏うポイントを忘れずにいたいと思った。また改めて、患者さんは気づかないうちに拒絶してしまっており、抱く、掴むではなく触れることが重要であること、⼒を抜くことが難しいが⼒を抜かないと患者さんも⼒が⼊ってしまい負担が⼤きくなってしまうことを実感した。

■学年1年・Tさん
診療時における介助テクニック(埼⽟医⼤式 ⼒のいらない介助術)の講義では、無駄な⼒を必要としない介助術に焦点を当てており、医療現場での最も効果的で実⾏しやすい介助法を体得することができました。講義では、従来の介助とは異なり、⼒を必要としない介助を⾏うためのさまざまな⽅法が紹介されました。その⽅法は患者さん⾃⾝の体⼒や患者さんから受ける反発⼒を考慮したことが特徴的です。例えば、患者さんの腕を掴むときはガッシリと掴むのではなく、3 本指を使い掴むことがあげられます。これは患者さんが感じる痛みを軽減するだけではなく、反発⼒を⼩さくするという⽬的があります。これはほんの⼀例ですが、教えていただいたテクニックは介助者の負担を軽減し、さらに患者さんの快適さと安全性を向上させると思いました。診療時における介助テクニックの講義を通じて、⼒を必要としない介助術について多くを学び、体で覚えることができました。この技術は、将来医師として働く私にとって⾮常に有益なものであり、患者さんの利益、快適さや安全性を追求し、介助の質を向上させるものです。また話は変わりますが、将来、⽇本は超少⼦⾼齢化社会に突⼊すると思います。そういった社会で、医師も当然介護をする必要があると思います。そのため、根津式⼒を必要としない介助術を積極的に取り⼊れていき、患者さんの負担を軽減しながら、より良い医療環境を築きたいと改めて思いました。

■学年1年・Tさん
今⽇の講義では座った状態から⽴ち上がらせる⽅法を2 種類、⽴位での体位保持を側⾯式、対⾯式、背⾯式の3 種類を体験しました。特に座った状態から⽴ち上がらせる介助は⼀緒にやった⼈が私よりも体重が重い⼈だったので、今まで体験してきた根津先⽣考案の介助⽅法の中で⼀番凄さを実感できる介助となりました。体の後ろに⾃分の腕を回そうと思っても⾃分よりも体重が重い⼈は⾝体も⼤きく⾃分の腕が体の後ろに回らないので、これで本当に⽴ち上がらせることができるのかと今まで以上に疑問に思いましたが、むしろ⾃分よりも体重が重い⼈のほうが楽に⽴ち上がらせることができるのではないかと思うくらいにスッと⽴ち上がらせることができました。今まで同じくらいの体格の⼈と介助をしていたので、最後の最後に素晴らしい体験ができたと思います。今回で根津先⽣に教えてもらえるのが最後と思うと、根津先⽣が⾔っていた⽣徒のように私ももう⼀度受けたいと思いましたがそれはできないので、今まで体験できたことを将来現場でできるように授業の内容を復習したいと思います。また、私も根津先⽣のように⼈を救う⼀⼼で患者と向き合う医師になれるように頑張りたいです。

■学年2年・Yさん
今⽇は、腰に負担のかからない介助テクニックの総集編であった。まずは、腰に負担のかからない介助テクニックの5 つの基本動作(押す、引く、まわす、ふれる、⽀点を変える)と⼈の倒れる6 つの⽅向(前3⽅向、後3⽅向)を復習し、その後今までの授業でやってきた介助テクニックを再度実践した。また新たに、ストレッチャーからベッドへの患者の移乗⽅法や腕が上がりにくい患者を椅⼦から⽴ち上がらせる⽅法、患者が⾞椅⼦へ浅く腰掛けた時の移動⽅法などを学んだ。腰に負担をかけずに、⼈数を最⼩限に抑えて、ストレッチャーからベッドに患者を移乗させる⽅法は、医師になってからかなり使えるテクニックだと思うので、覚えてぜひ実践したいと感じた。移乗はかなり⼒がいる動作で最低でも4 ⼈がかりでやることなのに、⼥性⼆⼈が軽々と男⼦学⽣を運べていたのがかなり印象的で、⼈⼿不⾜になりがちな医療現場で本当に役⽴つ技術だと感じた。今まで学んできた他の介助テクニックも全て、負担がかからずに⾏えるものであったので、医療現場で実践できたらかなり強みになると思う。従来のパワー介護に取って代わって、⼒を加えずに⾏う介助をすれば、患者にも介助する側にも負担がかからず、⾁体的疲労を軽減できると思う。先⽣も今⽇おっしゃっていたが、⼈⼿不⾜で医師に看護師がつけない場合もあるので、そんな時に⼀⼈でもスムーズに介助できるように学んだことを⽣かせるようにしたいと感じた。⼤変お忙しい中、沢⼭の役に⽴つ介助テクニックを教えてくださりありがとうございました。

■学年2年・Yさん
選択必修の授業も残すところあと1 回です。先⽣の体調のこともありますので、直接指導して頂く機会は貴重です。やはり、実際に体験すると感動は⼤きく、話で聞くよりもとても⾝になります。試験が近く、特に2 年⽣は私を含め授業に⾝が⼊っていないように⾒えるかもしれません(実際そういうことも多々あります、、)が、講義室の前でペアになって実践してみた際には、「本当に⼒がいらなかった!」、「痛くないし負担にならなかった!」などと感想を⾔い合っています。こんな私たちに優しく根気よく話しかけて、指導して下さってありがとうございます。5 年後に、介助⼿技を使ってみて、久しぶりで頭では忘れていることがあるかもしれませんが、体はきっと覚えていると思います。この授業を選択しなかった友⼈や、他⼤学出⾝の医師や看護師、その他の医療従事者にも、こんな素晴らしい介助⼿技があるんだよ!と⼀緒に本を読み返して、思い出して、実践して、広めていけたら、スタートラインに⽴てるのかなと思います。ありがとうございました。


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